鯉たろう日記

子育てや映画の記録です。

「バイス」の感想

アメリカ副大統領を主役にした「バイス」という映画を観ました。

 

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感想:世の中を良くしようと思っている人ばかりじゃない

 

 監督は「マネー・ショート 華麗なる大逆転」を取った監督。
劇中で起きている事はゾッとするような事態だが、小難しい話や多少入り組んでくるところを簡潔に噛み砕いて説明してくれるので最後まで楽しく観られます。
主演の20kg増量したクリスチャンベールは相変わらず頭がおかしいぐらいの役作りだし、ブッシュ役のサム・ロックウェルが最高。


感想の冒頭で世の中を良くするとか書いたけど、何がいいかは人によって様々なので。
もしかしたら本当にこれが正しいと思ってやっているのかもしれない。
それでも、自分の権力強化がどこまでできるのか試しているだけ、とか、
自分が経営(または、親族や友人が経営)する会社さえ儲かればいい(日本にもたくさんいるけど)みたいな人間達ばかりなのかと思うと辟易します。自分には理解できない世界だし(金無いし)、もう十分過ぎるほどに財力があったり、権力を持つ人でもそこに満足できずにさらなる力を求めるなんてことが世界中で行われているんだなとか思ったり。

もちろん製作側はリベラルな人たちだし、反対意見もあるかとは思う。
よくお笑いとかでテレビの話で、日本とアメリカの比較になるけど、
(茂木さんとか専門外の人が言うから論点がずれておかしくなっちゃうけど、)
存命中の政治家達をこんなに批判的に描いた映画が公開されるアメリカはすごいなと素直に思います。
日本も「万引き家族」とかは社会的な側面を描いているところもあったけど、
余命〇ヵ月とかしょうもない映画ばかり作ってないで色んなジャンルの映画が作られるようになればうれしいです。

 

今日は以上です。

 

今日の鯉太郎(最近忘れがち)

アルファベットの歌、全部覚えました。