傑作でした「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」
「映画クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園」を鯉太郎(娘)と観に行ってきました。
今年のクレしん映画は出来がいいという前評判通りの傑作でした。
今回はしんちゃんと友達の話がメインです。友達の風間くん応募した超エリート学校に体験入学をする話です。
しんちゃんの幼稚園の仲良しグループは5人組です。風間くん、マサオくん、ボーちゃん、ネネちゃん。
この中で風間くんは家もお金持ちで、たくさん勉強して勝ち組になりたいと思っています。(小学校もお受験するつもり)
風間くんはしんちゃんたちが大好きだけど、自分は将来違う学校にいくことはわかっているし、違う学校に行くということがどういうことかはわかっています。しんちゃんは友達といられなくなるなんて思っていないから、ずっと楽しく遊んでいたい。どちらも友達のことが大好きだから、すれ違ってけんかになって…というお話。
幼稚園に通っている鯉太郎(娘)と二人で観に行って、彼女も凄い面白かった!といっていましたが、彼女自身が成長したのもあると思うけど、全くグズらず、最後までぬいぐるみのようにじっと座ってみていたので、子供が見ても面白かったのだろうし、脚本のバランスも良くできていたのだなと思います。
クレしん映画、バランスが本当に難しくて、大人が喜ぶタイプだと子供は飽きちゃうし、子供に寄せすぎると雑過ぎちゃうし…
僕は途中からずっと泣いていたので、娘と目を合わせられませんでした。
後半はお約束の馬鹿馬鹿しいながらアクション満載の見せ場が続きますが、こんなに馬鹿馬鹿しいのに、泣けるってすごいなと本当に思います。
そして、言ってしまえば優生思想や勝ち組負け組の話です。ぼくは某メンタリストの発言は心底軽蔑していますが、娘と観て改めて色々考えたりしました。コロナのせいでファミリー映画がなかなか厳しい状況が続いていますが、みなさんにも観てもらいたいです。