アルプススタンドのはしの方の感想
『アルプススタンドのはしの方』を観ました。
「アフター6ジャンクション」でも毎年特集されていて、最近興味のあった高校演劇が原作の映画です。
高校演劇の世界というのが、体育会系だった自分からすると、とても変わっていて面白いです。
例えば、大会形式が変わっていて、3年生が地区大会を勝ち抜いて、全国に行けたとしても、その勝ち上がった分の全国大会は翌年に行われるから勝った3年生は全国に出られない、とか。
もうちょっとどうにかならない?とは思いますが、知らない世界でしたので面白かったです。
この『アルプススタンドのはしの方』は、 体育会系やスクールカースト上位者を中心と捉え、そこから離れた端っこにいる演劇部の生徒たちの主人公です。
話もよかったですし、主要の生徒役のキャストがよかったですね。
みなさん感想で書かれていますけど、
ツインテールの子がすごくよかったです。
(西本まりんさんという女優さん)
「桐島、部活やめるってよ」で、当時、 脇にいた松岡茉優が良くて印象に残っていて、数年して売れた時はすごくうれしかったので、 彼女も頑張ってほしいなと思います。
話もテーマが「しょうがない」 ことを描いているのがとてもいいなと思いました。
高校生に「うるせえ!夢なんて叶わん!」というのも簡単だし、 どこかで言わなきゃいけないけど、それでも「しょうがない」と言い続けて、我慢させたところで将来どうなっちゃうんだろう?とか思います。
実際、お金と時間が無限にあれば、 娘に片っ端から色んなことやらせて、好きなこと才能がありそうなことを伸ばすこともできるけどそうはいかないんで。
それでも、この映画を観ていなかったら、
大人になるまでに1万回ぐらい「しょうがないだろ(諦めろ)」と娘に言っていた気がするので、見てよかったと思っています。
なるべく好きなことさせてあげたいけど。
もう札幌では上映終わってしまいましたが、
機会があればぜひ見てください。